診療案内

General psychiatric outpatient

一般精神外来

診療体制

産業医科大学病院 神経・精神科は毎週月曜日から金曜日の毎日外来診察をおこなっております。初診は月曜日と金曜日で、完全予約制となっております。事前に予約をして、紹介状を持参の上、お越しください。初診の診察医が主治医となり治療を継続していきます。
なお、初診や各主治医の再診は所定の曜日・時間帯を設定しており、ご負担やご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、何卒、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

対象疾患

統合失調症、気分障害、不安障害、認知症をはじめとした各種疾患の診断・治療の修練を積んだ医師が在籍しております。また、統合失調症については治療抵抗性統合失調症に対するクロザピン導入も実施しております。また、外来医師の多くは産業医としての経験を有しており、産業精神医学に強いことも大きな特徴の一つです。認知症については、当院認知症センターと連携する体制が整っております。

特徴

当科は治療困難例、身体合併症を有する症例、他科との連携が必要な疾患に重点を置き、診療にあたっております。また、薬物療法・精神療法(カウンセリング)はもちろんのこと、就労支援や両立支援にも力を入れています。さらに、2022年4月から自由診療による有料カウンセリングを開始いたしました。主治医の診察にてカウンセリングの適応があり、自費診療にご同意いただけた際は経験豊富な臨床心理士・公認心理士によるカウンセリングを受けることが可能です。このように当科は幅広い診療ニーズにこたえバランスのとれた精神医療の実践を目指しております。

Specialized outpatient

専門外来

物忘れ外来

当科では、認知症について不安や心配がある方が、身近なところで気軽に受診し、相談できる外来として物忘れ外来というものを行っております。
相談や助言などを行います。ご家族様の対応の仕方などもお話しさせていただきます。また、必要に応じて、各種制度やサービスなどの相談窓口の紹介や、かかりつけ医や家族などへの情報提供や専門医療機関への紹介などを行います。
「最近、物忘れがひどくなった」や「新しいことがなかなか覚えられない」など、心配な方や周りから勧められた方など、どなたでもお気軽に受診してください。

職場のメンタルヘルスの重要性

21世紀を迎えメンタルヘルスの問題は、産業医学の中でもますます重要視されています。うつ病や統合失調症をはじめとする精神疾患は、現役世代の社会適応を直撃する、経済的損失の大きい障害であり、その対策は国家的課題にも挙げられています。
『精神疾患は生涯有病率が24.2%と高く人生早期に始まるため、その社会経済コストは英国では年間約6.6兆円と試算されている。WHOの統計(YLDs、DALYs)でも、社会経済損失を引き起こす疾患の多くが精神疾患であり、ガン、生活習慣病とともに三大国民病といえる。精神疾患には対症療法しか存在せず、慢性に経過し生涯にわたり病を抱えることになる。英国の有識者会議は、精神疾患の予防・克服を国家目標とすべきとの提言を行っており[Nature, 2008]、我が国でも早期介入による精神疾患の克服は国家的課題であるが、その原因解明は端緒についたばかりである』(日本生物学的精神医学会、2010年)年間6.6兆円は消費税2.6%の増収分に相当します。「6.6兆円」は英国の数字なので、人口や経済規模を考えると、日本では更に高コストとなるでしょう。そう考えると精神疾患のもたらす社会経済損失が、いかに莫大か想像できるでしょう。

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